ギボウシ

漢字・別名・流通名

擬宝珠(ギボウシ)



ギボウシ1.jpg
(2005.08.17 撮影)


学名 Hosta spp.
英名 Plantain lily、Day lily
科属名 ユリ科 ギボウシ属
性状 多年草
原産 日本
花言葉 静寂、沈静、落ち着き


開花時期は6~8月頃。 花色は白~紫で一日花。
主な種類はオオバギボウシ、コバノギボウシなど。
変化に富んだ斑入り品種も多数あります。

蕾が擬宝珠(橋や神社などの柱の上の装飾)
に似ていることからこの名前が付けられた。


主な種類

大型種
ギボウシの中では最も大型の部類で、葉は長さ30cm以上になる。葉の形は広い楕円や円形で先端が少しとがり、縦方向にくっきりとした葉脈が何本も走る。花色は紫や白。
  • トウギボウシ [H. sieboldiana]
オオバギボウシの園芸品種、葉は灰緑色を帯びる。
  • マルバタマノカンザシ [H. plantaginea]
中国原産、昭和はじめに日本に入ってきた。花は白で芳香を放つ。
  • タマノカンザシ [H.plantaginea var. japonica]
中国原産、日本には江戸時代中期に入ってきた。

中型種
  • スジギボウシ [H. undulata]
やや細長い葉に白や黄白色のすじ模様が不規則に入る。下部がよく広がるので、地面を追うグラウンドカバーにも向きます。花は紫がった白色。不稔性で実をつけません。
  • ムラサキギボウシ [H. ventricosa]
花茎を1mほど伸ばして、青みがかった紫色の花をたくさん咲かせる。花は途中で膨らんで釣鐘のような形になります。種小名のベントリコーサは「腹がふくれた」の意で花姿に由来する。
  • サクハナギボウシ [H. clausa var. normalis]
朝鮮半島原産、1株から複数の花茎を出し、紫色の花を咲かせる。種小名のクラウサは「閉じた」、変種名のノマリスは「正常な」の意。母種であるツボミギボウシ(H. clausa)はつぼみのまま開花しません。

小型種
  • コバギボウシ [H. sieboldii]
サハリン~日本の広い範囲に分布。湿地に好んで自生します。変異が大きく、北に行くにつれて株は大型になる。葉はへら状。
  • オトメギボウシ [H. venusta]
韓国の済州島原産、ギボウシの中では最も小型の部類。葉の長さは5cm~10cm。種小名のベヌスタは「愛らしい」の意。

園芸品種
  • サガエ [H. 'Sagae']
山形県寒河江市で発見された品種で、オオバギボウシの変異種といわれています。葉に黄色い縁取りが入る。
  • フランシス・ウィリアムズ [H. 'Frances Williams']
トウギボウシから出た品種といわれています。葉の周縁部に不規則な黄色い模様が入る。
  • ブンチョウコウ(文鳥香) [H. sieboldii 'Bunchoko']
江戸時代に作られたとされる、コバギボウシの園芸品種。葉に白い縁取りが入る。
  • カビタン [H. sieboldii 'Kabitan']
江戸時代に作られたとされる、コバギボウシの園芸品種。葉は黄色で縁が緑色になる。


写真

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(2005.08.12 撮影)


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(2005.08.12 撮影)


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(2006.07.15 撮影)


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(2006.08.01 撮影)


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(2006.08.01 撮影)


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(2009.07.28 撮影)


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(2009.07.28 撮影)


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(2011.08.23 撮影)


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(2012.07.01 撮影)


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(2012.07.01 撮影)


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(2015.06.15 撮影)


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(2015.06.15 撮影)


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(2015.06.15 撮影)


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(2015.06.15 撮影)


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(2015.06.15 撮影)


  • 最終更新:2015-06-16 10:53:37

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