サンショウ
漢字・別名・流通名
山椒(サンショウ)、椒(ハジカミ)
(2009.04.12 撮影)
学名 | Zanthoxylum piperitum |
英名 | Japan pepper、Japanese prickly ash |
科属名 | ミカン科 サンショウ属 |
性状 | 落葉低木 |
原産 | 日本、朝鮮半島南部 |
花言葉 | 健康、魅惑、好意 |
雌雄異株で、高さは3~5m程になります。
枝には、葉柄の基部に鋭い棘が2本ずつ対生してつきます。
葉は長さ10~15cm程、奇数羽状複葉で互生する。葉の裏は表に比べ白っぽい。
5~9対の小葉は1~2cm程の楕円形で葉縁には鈍鋸歯があり、鋸歯の凹みに油点があります。
葉にある油点は細胞の間に油が溜まったもので、葉を揉んで潰すと強い芳香を放ちます。
花期は4~5月で、枝先の葉腋に花径5mm程の小さな黄緑色の花を多数咲かせます。
雄花は「花山椒」として食用にされ、雌花は若い果実、または完熟した物を利用する。
雄花は雄しべを5~6本つけ、雌しべは退化している。花被片は小さい。
雌花には2本の角のような雌蕊が突き出します。
雌株は球果が結実し、果皮に芳香があります。
果実は直径は5mm程で、1~3個の分果に分かれている。
初めは緑色で、秋頃に赤褐色に熟し、裂開して中から黒い光沢がある球形の種子が出てきます。
古くから若葉(木の芽)や果皮は香辛料として使われており、薬用にも使われます。
- 若芽や若葉は緑が鮮やかで香りが良いため、料理の彩りとして添えられ、また吸い口として用いられる。
- 木の芽を味噌と和え「木の芽味噌」に。花や未熟な果実は「佃煮」に。ちりめんじゃこと混ぜて「ちりめん山椒」に。
- 熟した実の皮の乾燥粉末は、香味料として鰻の蒲焼の臭味消しや七味唐辛子の材料として用いられる。
- 樹皮や果皮は漢方で「花椒」「蜀椒」とも呼ばれ健胃、鎮痛、駆虫作用があるとされ、大建中湯、烏梅丸などに使われる。
「山椒は小粒でもピリリと辛い」と言うことわざは山椒の実は小さくても
すごく辛いのを体が小柄でも頭の働きが鋭い人にたとえたもの。
写真
(2006.04.21 撮影)
(2006.04.21 撮影)
(2006.04.21 撮影)
(2008.05.24 撮影)
(2009.04.12 撮影)
(2009.04.12 撮影)
(2009.04.12 撮影)
果実 (2010.06.30 撮影)
(2021.04.25 撮影)
(2021.04.25 撮影)
収穫した葉 (2021.04.25 撮影)
- 最終更新:2021-04-25 15:58:45