アケビ
漢字・別名・流通名
通草・木通(アケビ)
果実 (2013.10.12 撮影)
学名 | Akebia quinata |
英名 | Chocolate vine、Five-leaf Akebia |
科属名 | アケビ科 アケビ属 |
性状 | 蔓性落葉低木 |
原産 | 日本、中国、韓国 |
花言葉 | 才能、唯一の恋 |
花期は4~5月で、木は雌雄同株ですが雌雄異花で淡紫色の花を咲かせます。
花被は3枚で、雄花の中央部には6本の雄しべが房状に、
雌花の中央部には6~9本の雌しべが放射状につきます。
果実は9~10月に熟して淡紫色に色づきます。
大きさは長さ10cm程で、熟すと果皮が割れ、中の果実をそのまま食べることができます。
果実は乳白色のゼリー状で甘味があり、黒い小さな種が多数入っている。
茎は蔓性で他物に巻き付き5~10m程延びていく。古くなると木質化する。
葉は5つの楕円形の小葉が掌状につく複葉で、互生。
漢字では「通草」「木通」と書きますが、これはアケビの蔓に空洞があり
空気が通るからといわれています。
成熟した蔓はカゴなどの生活用品の材料になり、種からは油も取れる。
また、アケビ・ミツバアケビの茎は「木通(もくつう)」という生薬として利用され
利尿作用、抗炎症作用などの効果があると言われています。
アケビによく似た「ムベ」は、果皮が赤紫色で熟しても果皮は割れません。
ムベは別名「トキワアケビ」と呼ばれていますが「アケビ属」ではなく「ムベ属」の植物です。
アケビの種類
- アケビ [Akebia quinata]
昔から日本に自生しているもので、果皮は紫色でサイズは5~12cm程。小葉の数は5枚で、葉は楕円形。
- 三葉アケビ [Akebia trifoliata]
果実が大きめで色づきが良い。小葉が3枚で葉が少しギザギザしている。アケビの中では一番甘味が強い。
- 五葉アケビ [Akebia x pentaphylla]
「アケビ」と「三葉アケビ」の交雑種とされる。小葉は5枚で緩やかな鋸歯を持つなど、両種の特徴を受け継いでいる。
- 白アケビ [Akebia quinata cv. leucantha]
果皮が着色しませんが、一般的なあけびと同様に熟すと果皮が割れ、中の果実を食べることができます。
- 穂咲きアケビ [Akebia longeracemosa]
写真
雄花(左)と雌花(右)
果実
(2015.04.16 撮影)
雄花 (2015.04.16 撮影)
雄花 (2015.04.16 撮影)
雄花 (2015.04.16 撮影)
雄花 (2015.04.16 撮影)
雄花 (2015.04.16 撮影)
(2015.04.16 撮影)
- 最終更新:2015-04-16 15:15:20