イチョウ

漢字・別名・流通名

銀杏(イチョウ、ギンナン、ギンキョウ)、公孫樹・鴨脚樹(イチョウ)



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黄葉 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」駐車場にて (2012.11.22 撮影)


学名 Ginkgo biloba
英名 Ginkgo、Maidenhair Tree
科属名 イチョウ科 イチョウ属
性状 落葉高木
原産 中国
花言葉 鎮魂、長寿、しとやか


花期は4~5月頃で、雌花、雄花とも開花する。

雌雄異株で、果実は雌株にのみになります。
実が結実する為には雄株の花粉による受粉が必要で、
花粉は1km程度離れた雄株からでも飛散してくるそうです。

果実や種子を、銀杏(ギンナン、ギンキョウ)と言います。
果実は直径3cm程の卵球形。
外種皮は黄色で多肉。特異の糞臭があります。
肉種皮は堅く白色をしています。
種子の殻を割り、中の仁を煮る、焼く、蒸す等して食します。
独特の苦味と若干の臭気があります。
食べ過ぎると、成分として含まれるギンコール酸などで
中毒を起こす場合があるので、大量の摂取は避けた方が良い。
食用としての収穫を目的とした栽培品種もあります。

高さは20~30m程。
葉は扇形で先端は波状。葉の中央部が浅く割れている。
秋には黄色く黄葉し、落葉します。

イチョウ葉の主成分は、フラボノイド、ギンクゴリド、ビロバノイドで、
糖尿病や夜尿症、咳、痰切れに薬効があるとされています。
乾燥したイチョウ葉を煮出した「イチョウ茶」はヨーロッパでは、
古くから血圧安定や美容効果の健康茶として親しまれています。

材は良質で、碁盤、将棋盤、まな板、彫刻などに利用される。

イチョウの名前は「一葉(イチヨウ)」からきたという説や、
葉の形を鴨の足形に似ているとして、中国語の「鴨脚(ヤーチャオ)」が
転訛し「イチョウ」になったという説があります。
種子を蒔くと孫の代に実がなることから「公孫樹(イチョウ)」とも書きます。

イチョウの木は東京都の県(都)木となっており、東京大学の校章、都バス、
清掃車、マンホールの蓋、ガードレール等のデザインに使用されています。


写真

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黄葉 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」駐車場にて (2012.11.22 撮影)


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ギンナン(種子) (2012.11.27 撮影)


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黄葉 (2012.12.06 撮影)


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黄葉 「神田明神(東京都千代田区外神田)」付近にて (2013.12.16 撮影)




  • 最終更新:2013-12-16 23:47:55

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