オミナエシ
漢字・別名・流通名
女郎花(オミナエシ)、粟花(アワバナ)、血目草(チメグサ)、敗醤(ハイショウ)

栃木県鹿沼市にて (2018.08.14 撮影)
学名 | Patrinia scabiosifolia |
英名 | Golden lace、Scabious patrinia、Yellow patrinia |
科属名 | オミナエシ科 オミナエシ属 |
性状 | 多年草 |
原産 | 日本、中国、東シベリア |
花言葉 | 美人、はかない恋、親切 |
沖縄をのぞく日本全土および中国から東シベリアにかけて分布しています。
秋の七草のひとつであり、万葉集や源氏物語にも登場する日本人には古くから馴染みの深い植物です。
花期は6~10月頃、小さな黄色い花を集散状に咲かせます。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。裂片の先は丸い。
高さは100~150cm程で、夏までは根出葉だけを伸ばし、その後花茎を立てる。
葉は対生で、奇数羽状に分裂しています。
花名の由来には諸説あり、黄色い小花が粟飯(あわめし)の粟つぶに似ていることから、粟飯の別名であった女飯(おみなめし)が転じたとする説、
「おみな」は女性を指し「えし」は古語の「へし(圧し)」で、美女を圧倒する美しさから名づけられたとする説などがあります。
全草または根茎を乾燥させて煎じたものを「敗醤(ハイショウ)」といい、生薬や漢方として利用します。
乾燥させると醤油の腐敗したような臭いがすることから「敗醤」と名付けられました。
消炎、排膿、解毒、利尿に効果があるとされています。
オミナエシに形は似ていますがより大きく、8月~9月ごろに白い花を咲かせる同属の「男郎花(オトコエシ)」もあります。
写真

栃木県鹿沼市にて (2018.08.14 撮影)

栃木県鹿沼市にて (2018.08.14 撮影)

栃木県鹿沼市にて (2018.08.14 撮影)
- 最終更新:2018-08-17 16:50:57