ジュウロクササゲ

漢字・別名・流通名

十六大角豆(ジュウロクササゲ)、三尺大角豆(サンジャクササゲ)、十八大角豆(ジュウハチササゲ)、十八豆(ジュウハチマメ)、長大角豆(ナガササゲ)、ふろう豆(フロウマメ)、ほろ豆(ホロマメ)



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(2020.09.13 撮影)


学名 Vigna unguiculata ver. sesquipedalis
英名 Yardlong bean
科属名 マメ科 ササゲ属
性状 蔓性、一年草、野菜
原産 アフリカ
花言葉  


熱帯性で高温や乾燥に強く、真夏に結実し、主に若い莢(サヤ)を食用にします。

原産地は熱帯アフリカといわれており、古代にエジプトからアラビア、
インド、地中海地域へと伝わり、シルクロードを経由して中国へ伝わった後、
平安時代(9世紀)頃に日本に入ってきたといわれています。

茎の高さは2~4cm程で直立する。
茎は滑らかで平ら。茎の先は蔓性になる。

葉の長さは10cm程で、ひし形に近く先は尖る。互生。

花期は7~8月で、葉柄の基部から長い花柄を伸ばし、その先端に
蝶形で花径約2cm程の淡紫色または白色の花を2~3対咲かせます。

花後に細長い円筒形の豆果を結びます。
莢(サヤ)は柔軟で、長さは30~100cm程になります。
サヤの色は淡緑色~濃い緑色で、先端がわずかに赤紫色を帯びる。
サヤの中の種子(豆)は熟すと赤褐色になります。
豆がサヤの中に約16個あることから「十六ササゲ」と名付けられたという説がありますが
実際にはもっと沢山の豆が出来る事も多く、由来は定かではありません。

主に若いサヤを食用にします。
旬は7~9月頃で、収穫サイズは平均30cm程。
日本での食べ方としては、茹でてお浸し、ゴマ和えにするほか、油炒め、煮物が多い。

主に愛知県と岐阜県を中心とした地域で生産、消費されています。
愛知県では「あいちの伝統野菜」、岐阜県では「飛騨・美濃伝統野菜」として認定されている。

地方によって色々な呼び名があります。
三尺大角豆(サンジャクササゲ)、十八大角豆(ジュウハチササゲ)、十八豆(ジュウハチマメ)、
長大角豆(ナガササゲ)、ふろう豆(フロウマメ)、ほろ豆(ホロマメ)など。
ほとんどがサヤの長さや豆の数を表現しているのが多いようです。

  • 奈良県では「十八豆」「十八ササゲ」と呼び、郷土料理「七色のお和え」にして食べられるほか、お盆のお供えとして欠かせない物である。
  • 奄美料理では「ほろまめぃ」、「ふろー」などと呼び、煮物の他、蘇鉄味噌炒めにもされる。
  • 沖縄料理では「ふろまみ」「ふーろー豆」と呼び、炒め物、天ぷらなどにされる。


写真

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収穫した豆果 (2020.08.04 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.08.10 撮影)


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(2020.09.13 撮影)


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(2020.09.13 撮影)


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(2020.09.13 撮影)

  • 最終更新:2020-09-15 22:39:02

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