チガヤ

漢字・別名・流通名

茅萱(チガヤ)、茅花(ツバナ)、節毛茅(フシゲチガヤ)



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(2015.05.22 撮影)


学名 Imperata cylindrica L.
英名 Japanese blood grass
科属名 イネ科 チガヤ属
性状 多年草、雑草
原産 アジアの亜熱帯地方~北アメリカ
花言葉 親しみ深い、守護神


日本全土の日当たりの良い乾いた原野、川原などに自生する雑草です。
チガヤ属には世界の熱帯から暖帯に約10種がありますが、日本では1種だけ。
日本にあるものを「節毛茅(フシゲチガヤ)」(var. koenigii (Retz.) Durand et Schniz)として変種とする説がある。

花期は5~6月頃で、茎の先端に長さ5~20cm程の尾状の穂をつける。
花序は細長く白色で絹毛が生えており、種子は絹毛に風を受けて遠くまで飛ぶ。
若い花穂は「茅花(ツバナ)」と呼ばれ、甘味があり昔は子供のおやつとされていた。

開花した後に葉が生育します。
葉は広線形でやや堅く、長さは15~50cm程。
茎葉は互生、基のところで茎を抱き込むように鞘状となっている。
葉鞘には毛が生えています。

茎は直立し、高さは50~150cm程になります。
地下茎は横に這い、多数の休眠芽を有します。
節々から芽を出すことが可能なため大群落を作ります。
地下茎は甘味が強く、砂糖の原料になるサトウキビ属に近い種類に属する。
漢方では根茎を「茅根(ボウコン)」と呼び、利尿や消炎、止血などに用いる。

端午の節句などで食べる粽(ちまき)は、昔は茅萱の葉で巻いて作られたため「茅巻き」で、それが名の由来との説がある。


写真

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(2015.05.22 撮影)


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(2015.05.22 撮影)


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(2015.05.22 撮影)


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(2015.05.22 撮影)


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(2015.05.22 撮影)





  • 最終更新:2015-05-25 18:18:59

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