トケイソウ

漢字・別名・流通名

時計草(トケイソウ)、パッシフローラ、パッションフラワー



トケイソウ1.jpg
(2013.05.31 撮影)


学名 Passiflora caerulea
英名 Passion flower
科属名 トケイソウ科 トケイソウ属
性状 多年草、常緑性、蔓性
原産 熱帯アメリカ、アジア、オーストラリア
花言葉 情熱的に生きる


約500種以上が分布します。
栽培品種はそれらが掛け合わされてできるためさらに数が多くなります。
栽培品種にはさまざまな色、形、低木になるものや蔓性など
種によってその形態は大きく異なります。
トケイソウの仲間は「アストロフェア」「デイダミオイデス」
「デカロバ」「パッシフローラ」の4グループ(亜属)に分けられています。
日本で一般的にトケイソウの仲間として扱われるのは蔓性植物の
「デカロバ」と「パッシフローラ」の2グループです。

花期は種類により異なりますが5~10月頃で、個性的な花を咲かせます。
花びらの内側に副花冠という別の細い糸状の花びらが放射状に付きます。
副花冠が筒状になる種もあります。

高さは3~6m程で、蔓が伸び、巻きひげで他のものに絡ませながら上に伸びる。
葉は手のひら状に深く裂け互生。 小葉は長い卵形で鋸歯はない。

3つに分裂した雄しべと雌しべと針、花びらが時計の文字盤に見えるので
「時計草(トケイソウ)」と名付けられた。

英名の「パッションフラワー」は「キリスト受難の花」と言う意味で、
花の形を十字架にかけられたキリストに見立て名付けられた。

花を楽しむだけでなく、果実が食用にする種類もあります。
一般にはパッションフルーツと呼ばれ、トロピカルフルーツの一種として
生食やジャム、トロピカルジュースなどに利用されます。
味はほんのり甘く、やや酸味があるのが特徴。


主な種類
  • クダモノトケイソウ 〔P. edulis〕
果実は長さ5cm程でタマゴ型、熟すと赤紫色になる。絞ってジュースにするのがポピュラー。

  • オオミノトケイソウ 〔P. quadrangularis〕
果実が大きく、長さ30cm程になる。

  • ミズレモン 〔P. lauriforia〕
果実が熟すと黄色からオレンジ色になる。

  • クサトケイソウ 〔P. foetida〕
漢字で「臭時計草」と書き、葉に独特の臭気がある。熱帯アメリカ原産、生育旺盛で沖縄では持ち込まれたものが野生化している。

  • コッキネア 〔P. coccinea〕
花弁も萼片も鮮やかな緋紅色の花が咲きます。

  • ホザキノトケイソウ 〔P. racemosa〕
ブラジル原産で、赤色の花を1本の花茎から10輪程咲かせる。


写真

トケイソウ2.jpg
(2013.05.31 撮影)


トケイソウ3.jpg
(2013.05.31 撮影)


トケイソウ4.jpg
(2013.05.31 撮影)



  • 最終更新:2015-04-01 00:46:27

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