ニラ

漢字・別名・流通名

韮(ニラ)

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(2011.08.16 撮影)


学名 Allium tuberosum
英名 Leek、Chinese chives
科属名 ユリ科 ネギ属
性状 多年草、野菜
原産 東アジア
花言葉 多幸、星への願い


全草に独特の匂いがあり、食用として利用します。
β-カロテンやビタミンA、C、Eを多く含む緑黄色野菜です。

葉は線形で扁平、濃緑色。
収穫期は6~9月頃で、草丈が20~30cm程になったところで、
地際から5cmほど残し葉を刈り取り収穫します。
収穫2~3週間後には再び葉は伸び、1年間で4~5回ほど葉を収穫することができます。

葉は加熱すると柔らかく、中華料理や韓国料理によく用いられる。
炒め物、レバニラ炒め、餃子の具、ニラ饅頭(点心)、春巻き(黄ニラ)、
ニラの卵とじ(ニラ玉)などがポピュラーな料理の用途です。
若い花芽も、おひたしや炒め物として食べられます。
β-カロテンの含有量が高く疲労回復や健康増進にも効果があるとされ、
様々なスタミナ料理に利用されています。腸内を浄化し、殺菌効果もあります。

開花は8~10月で、葉の間から30~40cm程の1本の花茎を伸ばし
花茎の先端に半球形の散形花序をつけ、白い小花をたくさん咲かせます。
花弁は3枚ですが、白い苞が3枚あり花弁が6枚のように見える。
雄蕊は6本、子房は3室になっている。
花後に果実を結び、熟すと割れて中から6個の黒色の小さな種を散布します。

地下には横に連なった細長い鱗茎があり、短い根茎に続いています。
根茎は偏平な円柱形で、葉鞘の古いものが網状の繊維状になって根茎を包んでいます。

主に食材にするのは葉ニラのほか、花ニラ、黄ニラがあります。
  • 花ニラ
ニラの花茎と、その先に付く花が咲く前の袋状の蕾の部分です。
「テンダーポール」や「マルイチポール」など花ニラ専用の品種も開発されています。
別名アイフェイオン、セイヨウアマナと呼ばれる「花ニラ」のことではありません。
  • 黄ニラ
品種名ではなく、日光を遮断して着色しないように軟白栽培した黄色いニラの事です。

生薬にも用いられます。
種子は「韮子(キュウシ)と言い 腰痛、遺精、頻尿に。
葉は「韮白(キュウハク)」と言い 強精、強壮作用に。



注意点

水仙(スイセン)の葉をニラと間違えて食べ、中毒になった例がある。
タマネギと同様にイヌやネコなどの動物が食べた場合には、アリルプロピルジスルファイドによって血液中の赤血球が破壊され、血尿、下痢、嘔吐、発熱を引き起こすことがある。


写真

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(2006.07.25 撮影)


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(2006.07.25 撮影)


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(2006.07.25 撮影)


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(2007.06.23 撮影)


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(2008.08.15 撮影)


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(2008.08.15 撮影)


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(2011.08.16 撮影)


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(2011.08.16 撮影)


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(2020.09.13 撮影)


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(2020.09.13 撮影)


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(2021.09.06 撮影)



  • 最終更新:2021-09-06 22:44:18

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