ハナイカダ

漢字・別名・流通名

花筏(ハナイカダ)、飯子(ママッコ)、嫁の涙(ヨメノナミダ)



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果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2012.06.28 撮影)


学名 Helwingia japonica
英名 Japan helwingia
科属名 ミズキ科 ハナイカダ属
性状 落葉低木
原産 日本、中国
花言葉 移り気、気高い人


雄木と雌木がある雌雄異株の落葉性低木です。

高さは1~2m程。
葉は卵形で互生。先端が少し尖り、縁には鋸歯があります。
若葉は山菜のように天ぷらや茹でて食べることができる。
斑入りの品種もあります。

花期は4~5月頃で、葉の中央に淡緑色の花を咲かせます。
雄花は1枚の葉の上に4~8個つき、細い小梗を持つ。
雌花は1~3個つき、小梗は雄花より短くて太く子房下位。
花は小さくて地味ですが、咲く位置が面白く比較的目立ちます。

雌株は花後に果実をつけます。
果実は1枚の葉に1コなり、夏に黒色に熟します。
果実は液果で、種子を2~4個含みます。この液果は甘味があり食べられる。

名前は、花の乗った葉を筏(いかだ)に見立てて「花筏(ハナイカダ)」と名付けられました。
別名の「飯子(ママッコ)」は、若芽を菜飯(なめし)などの材料にすることから。
「嫁の涙(ヨメノナミダ)」は、殿様の使いから「葉に実のなる木を見つけてこい」と
命じられた若いお嫁さんが夜遅くまで山中を必死で探すが見つからず
悔し涙の一粒が足元に落ち、月で光った涙の玉が木の葉の真ん中で真珠のように輝いた…
という民話が残されているそうです。


写真

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果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2012.06.28 撮影)


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果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2012.06.28 撮影)


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斑入り 「井頭公園(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)


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斑入り 「井頭公園(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)


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斑入り 「井頭公園(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)


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斑入り 「井頭公園(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)


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斑入り 「井頭公園(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)



  • 最終更新:2013-05-15 23:40:45

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