パパイア

漢字・別名・流通名

パパイア、パパイヤ、乳瓜木(チチウリノキ)、蕃瓜樹(バンカジュ)、万寿果(マンジュカ)、万寿瓜(マンジュマイ)、木瓜(モッカ)、ツリーメロン、パウパウ、ポーポー、ママオ

パパイア1.jpg
(写真提供:写真ACより rabbit705さん)


学名 Carica papaya
英名 Papaya、Papaw、Pawpaw
科属名 パパイア科 パパイア属
性状 常緑小高木、草本性、果物、野菜
原産 熱帯アメリカ
花言葉 燃える思い、純愛、同朋


16世紀初めにスペインの探検家に発見されました。
その後世界の熱帯地域に広まり栽培され、日本では沖縄などで人家の庭に自生しています。
生育が非常に早く、年間を通じて収穫できます。

果実は洋梨形、または長楕円形で、熟すと緑色から黄色~オレンジ色になります。
果肉はやわらかく黄色~紅橙色。

果実の中央の中空部分に粒々の黒い種がたくさんあり、種を取り除き果肉を生食します。
酸味はほとんど無く、ねっとりとした舌触りで、甘さが強く独特の癖があります。

生食の他、ジャムや、熟した果肉を細く切って乾燥させ、ドライフルーツにします。
未完熟の青いパパイアは、果物としてではなく野菜として扱い、炒め物やサラダ、漬物にして食す。
また、青パパイアを千切りにし乾燥させたものを、切り干し大根のように用いる。

果実の栄養成分はビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、クリプトキサチン、ペクチンなどが含まれます。
また、タンパク質の分解酵素、パパインを含み、消化を助けたり食肉を柔らかくする働きがあります。

花期は3〜11月頃で、茎の先端近くの葉の付け根に、5弁で白色の花を咲かせます。
雄花、雌花、両性花があります。
通常は雌雄異株ですが、種類や品種によって雌雄異株、雌雄同株があります。
園芸品種のほとんどが両性株で、雄花、雌花、両性花が1本に咲きます。

高さは10m以上にも達しますが、近年は栽培しやすい1m程度の矮性種も開発されています。
茎は非常に柔らかく、幹部は木質化していないので台風などで容易に倒れてしまいます。
倒れたものが枯れるとすぐに腐って軟化するため、木ではなく草として捉えられる場合もある。

葉はやや掌状に大きく切れ込みが入っており、薄くて柔らかい。
まっすぐに伸びた茎の先に長い葉柄を持つ大きな葉が集中する。

別名の「乳瓜木(チチウリノキ)」は、茎、葉、青い実などに乳液が多く含まれている事から。
「木瓜(モッカ)」は、木に瓜(ウリ)に似た実がなり、また、青パパイアをと同じように
利用する事から呼ばれるようになりました。


写真

パパイア2.jpg
(写真提供:写真ACより acworksさん)


パパイア3.jpg
「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2019.05.22 撮影)


  • 最終更新:2019-06-16 15:10:24

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