ピラカンサ
漢字・別名・流通名
ピラカンサ、橘擬(タチバナモドキ)、常盤山査子・常盤山櫨子(トキワサンザシ)
果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2020.10.30 撮影)
学名 | Pyracantha spp. |
英名 | Fire thorn |
科属名 | バラ科 トキワサンザシ属 |
性状 | 常緑低木 |
原産 | ヨーロッパ南部~アジア南西部 |
花言葉 | 美しさはあなたの魅力、愛嬌、慈悲、防衛、燃ゆる想い |
ピラカンサとはバラ科トキワサンザシ属の種類の総称です。
「トキワサンザシ」「カザンデマリ」「タチバナモドキ」の3種が多く栽培されており、
単にピラカンサというと「トキワサンザシ」のことを指すことが多い。
生垣や鉢植えとして栽培されています。
高さは3~4m程で、枝には鋭いトゲがあります。
葉は互生し、濃緑色で光沢があり倒卵形。縁には緩めの鋸歯があります。
花期は4~6月頃。
枝の先に散房花序を出し、花径5mm程の小花がまとまって咲きます。
花色は白色で、花弁は5枚。
秋に鮮やかな赤や黄色の小さな果実を鈴なりにつけます。
果実は直径6mm程で、やや平たい球形です。
実の中の種にはアミグダリンと呼ばれる青酸配糖体の毒を含む有毒植物です。
多量に摂取した場合には嘔吐や胃腸障害などの症状が現れることもあります。
Pyracantha(ピラカンサ)とは、炎のような真っ赤な実と枝にはトゲがいっぱいあることから
ギリシャ語の「pyro(炎)+ acantha(刺)」が語源となった。
ピラカンサの主な品種
- トキワサンザシ [P. coccinea]
ヨーロッパ南部~西アジア原産。果実は赤と黄色。単に「ピラカンサ」というと本種かヒマラヤトキワサンザシのことが多い。
- カザンデマリ [P. crenulata]
別名ヒマラヤトキワサンザシ、インドトキワサンザシ。ヒマラヤ地方原産。果実は濃い赤色。実つきが非常によく密につく。葉は緩めの鋸歯があり無毛。トキワサンザシに似ますが葉と果実が一回り小さい。
- タチバナモドキ [P. angustifolia]
別名ホソバノトキワサンザシ。中国原産。花期は4~5月頃、11月頃に果実が橙色に熟す。葉は全縁で裏面に毛が密生する。トゲが多くつき、枝が密になりやすいので生け垣に向いている。
- ハーレクイン [P. 'Harlequin']
小型品種で、葉にクリーム色やピンクの美しい斑が入る。成長が遅い。
- モハベ [P. 'Mohave']
トキワサンザシと台湾産のタイトウカマツカ(P. koidzumii)の交配種で、葉は厚く光沢のある赤い実が密につく。
写真
果実 (2004.10.15 撮影)
花 (2006.05.11 撮影)
花 (2006.05.11 撮影)
花 (2006.05.11 撮影)
果実 (2006.10.30 撮影)
果実 (2006.10.30 撮影)
果実 (2006.10.30 撮影)
果実 (2007.12.19 撮影)
果実 (2007.12.19 撮影)
花 (2009.05.07 撮影)
花 (2009.05.07 撮影)
花 (2009.05.07 撮影)
花 (2009.05.07 撮影)
果実 (2009.11.10 撮影)
果実 (2009.11.10 撮影)
果実 (2009.11.10 撮影)
果実 (2009.11.10 撮影)
果実 (2010.12.14 撮影)
果実 (2010.12.14 撮影)
果実 (2010.12.14 撮影)
果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2020.10.30 撮影)
果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2020.10.30 撮影)
果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2020.10.30 撮影)
果実 「川口グリーンセンター(埼玉県川口市)」にて (2020.10.30 撮影)
- 最終更新:2020-12-14 23:31:37