マンゴー

漢字・別名・流通名

檬果・芒果(マンゴー)、アップルマンゴー、菴羅(アンラ)、菴摩羅(アンマラ)

マンゴー1.jpg
「川口グリーンセンター」にて (2012.04.16 撮影)


学名 Mangifera indica
英名 Mango
科属名 ウルシ科 マンゴー属
性状 常緑高木
原産 インド地方、東南アジア
花言葉 甘いささやき


インド東部やミャンマーでは約4000年前から栽培が行われていたと言われています。

花期は2~4月頃で、枝先に大きな円錐花序をつけ、黄色または薄紅色の花を咲かせます。
開花後に受粉昆虫であるハエを呼び寄せるため強烈な腐敗臭を放つ。
同じ花序に雄花、雌花それに両生花が混じり、2~3ヶ月後に数個が結実します。

樹高は10~30m以上。
葉は長い楕円形で互生。 葉には艶があり、先は尖っています。

果肉の色は黄色またはオレンジ色で多汁。
未熟果は酸味が強いですが、完熟すると甘みが増します。
生食用とするほか、ジュース、缶詰、ドライフルーツなどにも加工される。

マンゴーはマンゴールという接触性皮膚炎の原因となる物質が含まれており
触れるとかぶれることがあるので注意。

日本では路地栽培で果実を実らせることは難しいため
主にビニールハウスで栽培しています。

マンゴーは良質のビタミンA(レチノール)を含んでいます。
果肉の濃いオレンジは、ベータカロチンの色です。
βカロテンは、細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので肌を美しく保つことができ、
がん予防にも効果が期待できます。
造血作用のある「葉酸」も多く含まれています。
「葉酸」は、貧血予防や母乳の出をよくする効果もあります。
また、カリウムも多く含み、ナトリウムの排出を促進し、高血圧や動脈硬化、
脳梗塞や心筋梗塞予防にも作用します。
マンゴーには食物繊維も多く、腸の働きを整え、便秘改善にも最適です。


マンゴーの主な品種

  • アーウィン種
アップルマンゴーと呼ばれるもののひとつで、熟すと表皮が赤く染まる。国内で栽培されている主要品種です。「完熟マンゴー」として出回っています。

  • カッチュー種
2015年にベトナムから生のマンゴーが輸入解禁になり、日本に輸入されるようになったベトナムの品種。

  • カラバオ種
「フィリピンマンゴー」「ペリカンマンゴー」とも呼ばれているもので、主にフィリピンから輸入されている。

  • キーツ種
沖縄県で作られている「キーツマンゴー」の他、カリフォルニアから「グリーンマンゴー」として輸入されているものや、オーストラリアからは表皮が赤く色付いたものが「マチルバマンゴー」という名称で入って来ているものなどがあります。

  • ケント種 
主にメキシコやブラジルから輸入されているアップルマンゴーの一種。

  • ケンジントン・プライド種
「ピーチマンゴー」という名称で知られる表皮が黄色地に薄いピンク色をしたマンゴーで、オーストラリアから入ってきます。もともとはインドから入ってきた品種が突然変異したものと言われています。

  • トミーアトキンス種
主にメキシコやオーストラリアから輸入されているアップルマンゴーの一種。

  • ナンドクマイ種
タイ王国から輸入されている黄色いマンゴーで「ゴールデンマンゴー」とも呼ばれています。

  • ヘイデン種
主にメキシコやブラジルから輸入されているアップルマンゴーの一種。

  • マハチャノ種
タイ王国から輸入されている少し赤みを帯びた黄色いマンゴー。


写真

マンゴー2.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.04.16 撮影)


マンゴー3.jpg
花 「川口グリーンセンター」にて (2012.04.16 撮影)


マンゴー4.jpg
花 「川口グリーンセンター」にて (2012.04.16 撮影)


マンゴー5.jpg
花 「川口グリーンセンター」にて (2012.04.16 撮影)


マンゴー6.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.06.28 撮影)


マンゴー7.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.10.25 撮影)


マンゴー8.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.10.25 撮影)


マンゴー9.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.10.25 撮影)


マンゴー10.jpg
果実 「川口グリーンセンター」にて (2012.10.25 撮影)


  • 最終更新:2020-04-11 15:48:28

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード