ミチタネツケバナ

漢字・別名・流通名

道種漬花(ミチタネツケバナ)



ミチタネツケバナ1.jpg
(2021.03.25 撮影)


学名 Cardamine hirsuta
英名 Hairy bittercress
科属名 アブラナ科 タネツケバナ属
性状 越年草または一年草、雑草
原産 ヨーロッパ~東アジア
花言葉 勝利、情熱、熱意、不屈の心


空地や道端、芝生など、やや乾燥した場所に生える雑草です。
ヨーロッパ原産ですが、日本にも帰化植物として定着しています。
種もみを水に漬ける頃に、道端などに咲くので名付けられた。

高さは20~40cm程。
ロゼット状の根生葉から茎を直立させます。
茎下部には毛がありますが上部は無毛。

葉は羽状深裂し、小葉は4~7対つき広楕円形、頂小葉は大きく円形。
根生葉の小葉には柄がありますが、茎には葉があまりつきません。

花期は2~5月頃で、花径7mm程の小さな白色い4弁花を咲かせます。
花はあまり開きません。萼片は4枚。雄しべは4本。

果実は長角果で長さ1.5~3㎝程の細長い棒状。
長角果が直立し、花より上に高く突き出すのが特徴です。
熟すと鞘が紫色になり、弾けて種子を飛ばし鞘がコイル状になります。
果期にも根生葉が残存します。


在来種「タネツケバナ」との見分け方

在来種の種漬花(タネツケバナ)とよく似てますが、違う点を挙げてみました。

  1. 水田や水路際など湿った土地に生育する。
  2. 根生葉は花時には枯れる。
  3. 茎は有毛。
  4. 花径9mm程でミチタネツケバナよりやや大きめ。雄しべが6本。
  5. 果実をカギ形に曲がってつけ、花の咲いている位置より低い場所にある。

  • 道種漬花(ミチタネツケバナ)
  1. 空地や道端、芝生など、やや乾燥した場所に生える。
  2. 根生葉は花期や果期にも残る。
  3. 茎は下部には毛がありますが上部は無毛。
  4. 花径7mm程。雄しべが4本
  5. 果実は直立し、花より上に高く突き出す。


写真

ミチタネツケバナ2.jpg
(2021.03.25 撮影)


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(2021.03.25 撮影)


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(2021.03.25 撮影)


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(2021.03.25 撮影)


ミチタネツケバナ6.jpg
(2021.03.25 撮影)


  • 最終更新:2021-06-04 23:09:30

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