モンステラ
漢字・別名・流通名
モンステラ、鳳来蕉・蓬莱蕉(ホウライショウ)

デリシオサ 葉と肉穂花序
「井頭公園・花ちょう遊館(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)
学名 | Monstera |
英名 | Monstera |
科属名 | サトイモ科 モンステラ属 |
性状 | 非耐寒性つる性 |
原産 | 熱帯アメリカ |
花言葉 | うれしい便り、壮大な計画、深い関係 |
アメリカの熱帯地域に30種類程が分布します。
深く茂ったジャングルに生えている植物で、直射日光を嫌い高温多湿を好みます。
白い仏炎苞と緑色の肉穂花序をつけた花が咲き、
果肉はバナナとパイナップルを合わせたような味だそうです。
原産地ではジャングルの大木の幹に絡み付いて成長するツル性植物。
ツルの長さは2~6m程になります。
観葉植物として鉢物にしている物の多くは、アダンソニー(別名:ヒメモンステラ)という品種になります。
葉は苗の時のハート形ですが、成葉になるとフチから葉脈にかけて深い切れ込みや穴ができる。
茎が木質化し、気根をたくさん出します。
名前はラテン語で異常・怪物を意味する「モンストラム」が語源で、
葉に開く穴や深い切れ込みといった独特な葉の形状に由来します。
品種
デリシオサ 〔M. deliciosa〕
モンステラの中でも代表的な品種のひとつで、単に「モンステラ」というとこの種を指すことが多い。
メキシコ~中央アメリカ原産でつるの長さは5~6m、葉の大きさは80cmにもなる大型種。
別名は「鳳来蕉・蓬莱蕉(ホウライショウ)」、「電信蘭(デンシンラン)」。
花は長さ20cm程の棒状の肉穂花序とその周りを包むように付く仏炎苞から成ります。
肉穂花序は花後1年くらいで完熟し、芯にトウモロコシ状になり食用となります。
この植物に付けられたデリシオサという種名は「美味」という意味。
アダンソニー 〔M. adansonii〕
観葉植物で一般的に育てられている品種。
デリシオサに形は似ていますが、葉がやや小さく切り込みが左右非対称などの特長があります。
別名は「ヒメモンステラ」。
葉に不規則な斑の入る変種「バリエガタ」があります。
フリードリッヒスターリー 〔M. friedrichsthalii〕
モンステラの仲間の内では小型の部類。
葉に多数の穴が開き、その姿から「マドカズラ」の別名があります。
ややコンパクトに育つので観葉植物の鉢植えとして流通しています。
写真

デリシオサ 葉
「井頭公園・花ちょう遊館(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)

デリシオサ 葉と肉穂花序
「井頭公園・花ちょう遊館(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)

デリシオサ 肉穂花序
「井頭公園・花ちょう遊館(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)

デリシオサ 肉穂花序
「井頭公園・花ちょう遊館(栃木県真岡市)」にて (2013.05.09 撮影)
- 最終更新:2014-04-27 23:26:58